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編集長タカハシ 『目白バ・ロック音楽祭2007公式ガイドブック』編集長 ひとみ 空飛ぶ歌姫。目白在住0年、まだヒヨコ せん 日本を代表する(?)ネット系クラ・オタ takako 地図を読む女。最近ボーヴォワールに目覚めたらしい アヤエル クラウディオいのち。休日も音楽家 カナエル 目白と天使をこよなく愛する食いしん坊。茨城出身 検索
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大井浩明、オール・バッハ・プログラムで存在感を示す
目白駅から歩いてすぐのところにその教会はある。80年もの伝統ある目白聖公会は、小柄ながら木造の建築様式が典雅で美しい。バロック音楽とは本来、現代の大ホールではなく数百人規模の親密な空間で行われるものだとの信念によるならば、目白聖公会ほど「バロック」にふさわしい会場も少ないだろう。 さて、出演者、大井浩明は「バロック」を「バ・ロック」へと拡張する知性を備えた数少ない音楽家のひとりである。プログラム前半『イタリア協奏曲』の明るさ、『フランス風序曲』の渋さ、それぞれの異なる性格は際立って聴こえ、バッハの音宇宙へと聴くものをいざなった。プログラム後半『ゴルトベルク変奏曲』は各変奏が複雑系のように多様に変化していく大曲であるが、大井はチェンバロ奏法の特質を浮かび上がらせるようにこれを弾きあげ、曲全体のたしかな見取り図を与えた。 オール・バッハ・プログラムの第2弾ともいうべき12日のクラヴィコード・リサイタルでは『フーガの技法』と『音楽の捧げもの』という大物が控えているだけに、期待がかかる。 (せん)
by mejilog2007
| 2007-06-05 00:28
| コンサートレビュー
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