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編集長タカハシ 『目白バ・ロック音楽祭2007公式ガイドブック』編集長 ひとみ 空飛ぶ歌姫。目白在住0年、まだヒヨコ せん 日本を代表する(?)ネット系クラ・オタ takako 地図を読む女。最近ボーヴォワールに目覚めたらしい アヤエル クラウディオいのち。休日も音楽家 カナエル 目白と天使をこよなく愛する食いしん坊。茨城出身 検索
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6月1日から始まった『第3回目白バ・ロック音楽祭』。約3週間という開催期間で14会場26公演を主催・共催しました(他に講習会2回、講演会3回、アマチュア企画1回が関連企画として開催)。入場者はのべ5000人を超え、過去最大規模となりました。3年目にして音楽祭の知名度も上がり、新聞各社の文化欄のみならず社会面にも記事が掲載され、また、実行委員長である筒井氏のNHKラジオ番組出演、地元のケーブルテレビ局・豊島テレビによる特集番組の放映など、多くのメディアに取り上げられ話題になりました。
今年は、1607年にクラウディオ・モンテヴェルディのオペラ第1作「オルフェオ」が上演されて400年という記念すべき年です。そこで音楽祭の前半では、『モンテヴェルディフェスティバル 2007』と銘打ち、初期イタリア・バロックの名曲の数々を中心に演奏がくり広げられました。そして、音楽祭後半は、『西洋音楽との邂逅』というテーマのもと、南蛮文化の到来と日本音楽の関わりや、明治以降の日本と西洋の出会いを捉え返すという試みでした。とりわけ、南米における西洋音楽の伝播を紹介するプログラムは意欲的で、目白バ・ロック音楽祭でしか味わえない、趣のあるコンサートだったのではないでしょうか。 リュート・ギター奏者のラファエル・ボナヴィータさんには、音楽祭を通じて街とアーティストをつなぐ架け橋「コンサート・アテンダント」として協力していただきました。鳩山会館・花想容・ギャラリー鶉などでのアットホームなコンサートを始め、豊島区とのコラボレーションとして区の老人ホームでコンサートを行いお年寄りとの交流をはかるなど、大活躍のボナヴィータさんでした。 今年の「メジログ2007」のコンセプトは、「Web新聞」風に記事を載せていくこと。次々に更新されていく記事を読みやすくするために「コンサートレビュー」や「目白の街のリポート」など6つのカテゴリーを作成し、記事をまとめました。コンサートやアーティストの様子を紹介するだけでなく、音楽祭のもうひとつの柱、「目白」の街を紹介することにも挑戦し、ブロガーたちが目白の街に飛び出しては、そこで出会ったさまざまな人と風景とをレポートしました。性格はバラバラでまとまりはありませんが、音楽祭を愛する気持ちでひとつになった6名のブロガーがそれぞれの角度から音楽祭の様子を報告しました。 音楽祭では、いくつかの新しい試みも目を惹きました。そのひとつが「バ・ロックカード」。コンサートのアンケートに協力いただいたお客様に、このカードをお配りしました。カードは、一種の福引きになっていて、裏面に協賛店の割引券やアーティスト直筆のメッセージやサインが書き込まれており、好評でした。 さまざまなプログラム、さまざまな企画、さまざまな試みがあり、皆さまに満足いただけたもの、そうでなかったもの、もろもろあったと思います。昨年よりも、ひと回りもふた回りも大きくなった目白バ・ロック音楽祭ですが、まだまだ成長途上です。来年は、もっともっとパワーアップして、皆さまとお目にかかりたいと、関係者一同、志を新たにしております。 ありがとうございました。また来年! (カナエル、タカハシ) #
by mejilog2007
| 2007-07-22 22:01
| 事務局より
6月18日~24日(米良美一/アンサンブル・ヴィンサント/アドリアン・ファン・デル・スプール)
21日、音楽祭初登場の米良美一による『フランスとジャポンのうた』。「西洋音楽との邂逅」のテーマによる演奏会で、前半にフランス歌曲を9曲、後半には日本歌曲8曲を披露した。米良は、ライフワークの1つとして特に日本歌曲に取り組んでいるが、確固たる技術力と魂からの歌声により、発音の難しい日本の歌を見事に歌いきった。カウンターテナーとして幅広く歌い続ける米良は、これからも人々の心に響く音楽を届けることだろう。 今年初めて音楽祭の会場となった日本女子大学の成瀬記念講堂では、23日にオーボエ奏者・三宮正満率いる「アンサンブル・ヴィンサント」による演奏会が行われた。名曲ばかりを集めたプログラムで例えばパッヘルベルのカノンは実はジーグがあったなど、名曲と言われていても実は全曲通して聴く機会が少ないために、新たな発見もあってとても親しみやすい演奏会だった。 そして音楽祭最後の演奏会は『灼熱のラテン・バロック ~18世紀イエズス会宣教時代南米の宗教作品~』。古楽アンサンブル「コントラポント」による演奏で、アントネッロ主宰の濱田氏と共にレジデント・アーティストである花井哲郎(ヴォーカル・アンサンブル カペラ音楽監督)も参加。冒頭の行列行進では舞台裏から演奏しながら入場し、観客をひきつけた。アドリアン・ファン・デル・スプールの指揮とギターで、イエズス会宣教師がもたらした、南アメリカのバロック音楽(特にボリビアやペルー)を演奏した。前半には悔い改めの季節のための、荘重で内向的な歌。後半は祝祭のためのにぎやかな音楽を集めた。演奏者たちは色とりどりの衣装を身にまとい、南米独特のリズムと響きで聴衆を魅了した。 (カナエル) #
by mejilog2007
| 2007-07-20 11:24
| コンサートレビュー
こだわりの名曲コンサート アンサンブル・ヴィンサント 日本女子大学 成瀬記念講堂
6月23日に行われたのは、オーボエ奏者・三宮正満により結成された「アンサンブル・ヴィンサント」による名曲コンサートだ。よく耳にしたことのある曲を中心に、ソリストの輝くオーボエ協奏曲やオルガン協奏曲、そしてこの日のゲストである藤崎美苗(ソプラノ)によって歌われたバッハの「結婚カンタータ」など、演奏者が「こだわって」作ったプログラムだった。 「名曲」と言われていても、曲の一部を知っているだけで実は全部を聴いたことがないという方もいるのではないだろうか。例えば、この日演奏されたパッヘルベルの「カノンとジーグ 二長調」などについては、ジーグの存在を初めて知ったという人も少なくないだろう。軽やかで楽しい曲から技巧的な曲まで、ときおり三宮の解説をはさみながら、ヴィンサントのきらびやかで優雅な響きに浸った。音楽の流れに身体をゆだねて気持ちよく吹く三宮をはじめとして、どの奏者もアンサンブルを楽しんでいる姿に親しみを感じ、聴いている側も肩の力を抜いて音楽を共有できる温かな雰囲気に包まれていた。 ヴィンサント(VIN SANTO)とは、聖なるワインを意味する琥珀色をしたイタリアの食後酒のこと。成瀬記念講堂という情緒ある会場で、極上のワインを味わったような、何とも贅沢感ある時間を過ごすことができたことだろう。 (カナエル) #
by mejilog2007
| 2007-07-05 02:37
| コンサートレビュー
世界でたったひとつの「私の靴」
「私の靴」MOTOYOSHI 目白駅前の信号を渡り、通称「F・L・ライトの小路」を線路沿いに2分ほど歩くと、すてきなショーウインドウの靴屋さん「私の靴 MOTOYOSHI」があります。 「歩く楽しさをあなたに」をモットーに1962年創業、今年で45年の老舗(しにせ)です。来店されるお客様の足の健康を第一に、ひとりひとりに最適な靴をつくり続けています。アフターケアも懇切丁寧で、実際に履いてから生じる問題にもすばやく対応してくれます。 今回はtakakoさんがパンプスのイージー・オーダーにトライしました。まずは足の採寸から開始。カウンセリングをしていただき、微調整をくり返しながら靴を足に合わせていきます(足を靴に合わせるのではない!)。なんと、採寸の結果、縦のサイズが右と左で5mmも違うことが判明。それから甲の高さも左右でずいぶん違いがあるようです。サイズがぴったりの既製靴がなかなか見つからないとこぼしていましたが、その理由が分かりました。そして、「外反母趾(がいはんぼし)予備軍、要注意ですね」とフィッティング・アドバイザーの石田さん。「合わない靴を履いていると、頭痛や腰痛、肩こりの原因にもなりますよ」。takakoさんは大きくうなずいています。 店内には石の通路があり、フィッティングの際ここを歩いて実際の履き心地を確かめることができます。石田さんは何度も奥の工房と店内とを往復して、世界でたったひとつの「私の靴」を作りあげていきます。 さて、履き心地は? 「軽くて履いていることを忘れてしまうくらい。履いているだけで、心も体も軽快になります。1足3万円を超えるお値段は、はじめすこし高いのでは?と思いましたが、長年大切にできることや足もとの健康を考えるとずいぶん良心的です」。takakoさんはご満悦の様子。 最終工程を経て仕上がるのはおよそ1週間後。私も「私の靴」を履いて目白の街を散策してみたくなりました。 (カナエル) 私の靴 MOTOYOSHI 東京都豊島区目白3-17-28 電話&FAX 03-5906-4192 [営業時間] 平日10:30~19:30 土日祝日11:00~19:00 定休日 月曜日 #
by mejilog2007
| 2007-06-22 12:57
| 目白リポート
ライン川を渡りながら作曲したアルマンド 渡邊孝
ダルカディアメンバーの渡邊孝によるチェンバロソロリサイタル。座席数50席の雑司が谷音楽堂は満員で渡邊を迎えた。 すべてフローベルガーの作品で構成された本日のプログラム。その中にはフローベルガー自身がつけた何ともユニークな題名の曲や、日常のできごとを日記のごとく書きつづったものを題材にした曲、さらには楽譜の下に情景が書かれているものまで発見されている。リクレアツィオン・ダルカディアの16日の演奏に続き、フローベルガーもまた当時としては「ロック」な人物だったのかもしれない。 彼の曲はじつに美しく、特にアルマンドは極上の響きを持っていた。渡邊の心から歌いこむ、言葉で表現する域をこえた「何か」を含んだ音色に、ただただ心揺さぶられ、無となって聴きほれた。チェンバロとは思えないほど柔らかい響きを創りだす、彼の音に対する真摯な姿勢と熱い思いが、曲を通して心にダイレクトに届いた。 フローベルガーという、まだ一般的に知れ渡っていない作曲家で臨んだ渡邊の試みは、筆者だけでなく多くの聴衆の意識を変えたことであろう。 (カナエル) #
by mejilog2007
| 2007-06-19 03:04
| コンサートレビュー
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